【今すぐ対策を!】増加するサイバー攻撃の脅威と対策方法

こんにちは。Itoop(アイティープ)の橋本です。

近年、サイバー攻撃は個人や企業にとって深刻な脅威となっています。巧妙化する攻撃手法や標的の多様化により、被害規模も拡大傾向にあります。

Itoopのメンバーから、勤め先の企業で被害にあった経験を聞いているため、私もとても身近に感じております。

今回は、増加するサイバー攻撃の脅威について紹介し、具体的な対策方法を紹介します。

被害を未然に防ぎ、安全なインターネット利用を実現するために、ぜひ参考にしてください。

1. 増加するサイバー攻撃の脅威

近年、サイバー攻撃は、以下のような特徴が見られます。

  • 攻撃手法の巧妙化:マルウェアやランサムウェアなどの高度な攻撃手法が開発されており、従来のセキュリティ対策では防ぎきれないケースが増えています。
  • 標的の多様化:個人情報だけでなく、企業の機密情報や国家安全保障に関わる情報も標的となっています。
  • 被害規模の拡大:サイバー攻撃による被害額は年々増加しており、企業活動の停止や個人情報の漏洩など、深刻な影響が出ています。

サイバー攻撃の注意点は、個人だけでなく企業にも影響を及ぼす点です。特に会社員の方は、企業側の視点に立って対策をする必要があります。Itoopのメンバーの中にも会社員の方がほとんどで、機密情報に関わるシステムを取り扱う方もいるので、事前の心構えや知識をシェアすることも大切にしています。

参考:https://www.npa.go.jp/publications/statistics/cybersecurity/data/R03_cyber_jousei_sokuhou.pdf

2. 代表的なサイバー攻撃の手口

サイバー攻撃には様々な手口がありますが、代表的なものをいくつか紹介します。

  • マルウェア:ウイルス、ワーム、トロイの木馬などの悪意のあるプログラムを仕込んだソフトウェアを送り込み、コンピューターを感染させる攻撃です。情報窃取、システム破壊、ランサムウェアによる金銭要求など、様々な目的で使用されます。
  • ランサムウェア:コンピューターやデータを暗号化し、復旧のために金銭を要求する攻撃です。近年、被害が急増しており、企業や医療機関など、深刻な影響を与えるケースも目立ちます。
  • フィッシング詐欺:偽のメールやWebサイトを作成し、個人情報やパスワードなどの情報を騙し取る攻撃です。巧妙な偽装によって、一見本物と区別がつかないものも多く、注意が必要です。
  • ゼロデイ攻撃:ソフトウェアの脆弱性を悪用した攻撃です。まだ修正されていない脆弱性を利用するため、従来のセキュリティ対策では防ぐことができません。
  • サプライチェーン攻撃:企業の取引先などを標的とし、そこから企業ネットワークに侵入する攻撃です。近年、被害が拡大しており、企業のサプライチェーン全体を巻き込む大規模な攻撃も発生しています。

これらの手口は、ほんの一部ですが、恐らくどれも聞いたことがあるのではないでしょうか?もしくは、PCやスマートフォンを利用している方は、実際に手口を利用したメール等を受け取ったことがあると思います。それだけ身近なものという実感があると思うので、知っておけば対策できることもたくさんあります。

Itoopメンバーが体験したサイバー攻撃について聞くと、基本的にちょっとした油断が被害に繋がることが多かったので、次の対策方法を参考に被害を防ぎましょう。

参考:https://www.eset.com/jp/topics-home/cyber-attack/

3. サイバー攻撃の被害を防ぐための対策方法

サイバー攻撃の被害を防ぐためには、以下の対策が有効です。

基本的な対策

  • OSやソフトウェアを常に最新の状態に更新する:ソフトウェアの脆弱性を修正するパッチが提供されるため、最新の状態に更新することで、攻撃を防ぐことができます。
  • セキュリティ対策ソフトを導入する:ウイルス対策ソフトやファイアウォールなどのセキュリティ対策ソフトを導入し、常に最新の状態に保つことが重要です。
  • 強固なパスワードを設定する:推測されにくい複雑なパスワードを設定し、定期的に変更する必要があります。また、同じパスワードを複数のサービスで使用するのは避けましょう。
  • 不審なメールやWebサイトに注意する:偽のメールやWebサイトには、マルウェアが仕込まれている可能性があります。不審なメールやWebサイトには、安易にアクセスしたり、添付ファイルを開いたりしないように注意しましょう。
  • 公共Wi-Fiを利用する場合は、VPNを利用する:公共Wi-Fiはセキュリティが脆弱な場合があるため、VPNを利用して通信を暗号化することが重要です。

基本的な対策は、すぐにできることや心構えから対策できることが多いです。特にセキュリティ対策ソフトを入れることは、仕事で使う電子機器以外にも、個人で使用しているものにもできることなので、すぐに実行しましょう。そして日頃から被害を未然に防ぐための情報にアンテナを立てて行動しましょう。私もItoop内で積極的に発信するようにし、全員が最新の情報を共有しやすいようにしています。

参考:https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/cybersecurity/kokumin/index.html

企業向け対策

  • セキュリティ体制の整備: 情報セキュリティに関する社内規定を策定し、定期的な社員教育を実施する必要があります。また、セキュリティ対策の専門家を雇用したり、外部機関に委託したりすることも有効です。
  • ネットワークのセキュリティ対策: ファイアウォールや侵入検知システムなどのネットワークセキュリティ対策を導入し、定期的に脆弱性診断を実施する必要があります。
  • データの暗号化: 重要情報や個人情報は、暗号化して保存することが重要です。
  • バックアップの取得: 定期的にバックアップを取得することで、被害を受けた場合に復旧することができます。

企業向けの対策としては、個人の意識に加え、体制を整えるシステム担当者の方が責任を持って社内ルールや習慣を発信していくことが大切です。企業となると被害も大きくなりやすいため、特に注意が必要です。経験が必要なことも多いので、まずはセキュリティに関する具体的な知識を蓄えていくことも良いでしょう。

参考:https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/cybersecurity/kokumin/index.html

4. まとめ

サイバー攻撃は、個人や企業にとって深刻な脅威です。今回紹介した対策方法を参考に、適切な対策をすることが大切です。

また情報セキュリティに関する最新の情報に常に注意を払い、必要に応じて対策を強化していくことも必要です。

まずは個人でできることから、そして企業でできる対策まで、責任を持って実行していきましょう。

引き続き最新の情報を発信していきます。

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【株式会社ゆいまーるについて】
▼HP
http://yuima-ru-tokyo.com/
『若者のエンパワーメントを通じて、日本を元気に』を理念に、Itoop(ITコンサルティング)、ヴィーガンコンサルティング、JUNGLE BREWERY(クラフトビール事業)、講演、営業代行などに取り組んでいます。

代表・島袋 尚美(しまぶくろ なおみ)

経歴:筑波大学卒業後、システムエンジニアとして証券会社に入社。

入社2年目でIBMに転職、同時にダブルワークで立ち上げの準備を開始。

28歳で独立し、2016年に株式会社ゆいまーるを設立。

その後国際結婚を経て、現在は子育てをしながらママ社長として、複数の事業を手掛ける。