【必見】女性エンジニアがキャリアアップするためのヒントは?!

こんにちは。Itoop(アイティープ)の橋本です。

近年、IT業界における女性の活躍が注目されています。特に、エンジニア職においても女性比率が徐々に上昇しており、その数は今後も増加していくと予想されています。Itoopでも、女性エンジニアの割合が増えているため、活躍の場が増えていることを身近に感じております。しかし、男女の給与格差やワークライフバランスの課題など、克服すべき課題も同時に存在します。

今回は、女性エンジニアの現状、キャリアパス、活躍できる場、そしてキャリアアップのために役立つヒントをご紹介します。

1.女性エンジニアの現状

情報サービス産業協会の調査によると、2019年度のシステムエンジニア女性人数は約3.8万人で、2021年度のシステムエンジニア女性人数は約4.4万人と増加傾向にあります。

しかし、情報通信業で就業している女性の割合を47の国・地域別で見ると、最も女性の割合が高いのは台湾の41.8%であり、日本は28.9%で、47か国中30位でした。

冒頭でお伝えしたように、Itoop内の女性エンジニアも増えているため、統計の結果を身近に感じております。ただ世界の国々と比べた時に、決して割合が多いとは言えないため、まだまだ課題があるともわかります。エンジニアは、男性が多いというイメージも少しずつ変わりつつあるので、引き続き女性が活躍できる場作りに貢献したいと思っております。

参考:https://www.jisa.or.jp/Portals/0/report/basic2021.pdf

https://corporate.resocia.jp/info/news/20231213_itreport09

2.女性エンジニアがキャリアを築くために必要なこと

女性エンジニアがキャリアを築いていくためには、以下のようなことが重要になります。

  • 技術力と専門性の向上: 男性エンジニアと同様に、高い技術力と専門性を身につけることが重要です。プログラミング言語やフレームワークに関する知識だけでなく、問題解決能力や論理的思考力も磨く必要があります。
  • 積極的に学ぶ姿勢: 技術革新のスピードが速いIT業界においては、常に新しい知識やスキルを学び続けることが重要です。積極的に研修やセミナーに参加したり、書籍を読んだりして、自身のスキルアップを図りましょう。
  • ロールモデルを見つける: 先輩の女性エンジニアのキャリアパスを参考にしたり、ロールモデルとなる人物を見つけることで、自身のキャリアプランを描きやすくなります。
  • ネットワークを築く: IT業界における人脈は重要です。積極的に業界イベントに参加したり、SNSで交流したりすることで、人脈を広げましょう。
  • ワークライフバランス: 長時間労働が常態化しているIT業界においては、ワークライフバランスを意識することが重要です。残業時間を減らしたり、在宅勤務制度を活用したりすることで、プライベートの時間を確保しましょう。

技術力や学ぶ姿勢に関しては、女性に関わらずエンジニア全体の重要な点ですが、ロールモデルを見つけることやワークライフバランスを整えていくことは、女性エンジニアにとって特に重要なことかと思います。Itoop内では、エンジニアの繋がりを大切にしているので、最新の情報を得たり、ロールモデルを見つけるきっかけを作りやすいと思います。なるべく早い段階から、自分からネットワークを広げていくことは重要ですね。

参考:https://coeteco.jp/articles/11074

3.女性エンジニアにとってのキャリアパス

女性エンジニアのキャリアパスは、男性エンジニアと同様に多様です。以下は、代表的なキャリアパスの例です。

  • 正社員:正社員は、他の働き方に比べて保険や福利厚生などの制度が整っていることが多いため、産休や育休後も職場復帰がしやすい就業形態です。「スキルアップを目指したい」「キャリアを積んでいきたい」という場合は、正社員として働くことがおすすめです。
  • フリーランス:「働く場所・働く時間の自由度を高めたい」という場合は、フリーランスという働き方が最適です。会社員として勤務し、そこで身につけたスキルや経験をもとに、クラウドソーシングサービスやフリーランス専用エージェントなどから仕事を探し、自分自身で稼ぐことも十分可能です。働き方は案件によってさまざまです。大きなプロジェクトに参加してフルタイムで働くこともできますし、短時間で作業ができそうな仕事を選ぶこともできます。子どもが寝ている時間や家事の合間など、スキマ時間で働くことも可能です。
  • 派遣社員:派遣社員として、開発プロジェクトに参加するのもひとつの選択肢となります。派遣社員としてプロジェクトに関わることのメリットは、時間のコントロールがしやすい点です。勤務時間・報酬・契約期間などは会社同士で決められており、基本的には残業がありません。

今回は、働き方という点で大きく3つご紹介しましたが、それぞれメリット、デメリットがあるため、女性エンジニアとして、長いキャリアを考えた上で選択するのが良いと思います。Itoop内でも様々なキャリアの方がおり、ライフプランのタイミングに合わせて変更している方もおります。最新の情報を知った上で、選択をしていきましょう。

参考:https://hallheart.co.jp/hajien/knowledge/femaleengineer/

4.女性エンジニアが活躍できる企業

近年、女性エンジニアの活躍を促進するために、様々な取り組みを行っている企業が増えています。以下は、その例です。

  • 制度面でのサポート: 育児休暇制度やフレックスタイム制度など、女性が働きやすい環境を整備している企業
  • 研修やキャリアアップ支援: 女性エンジニア向けの研修やキャリアアップ支援プログラムを提供している企業
  • 女性活躍推進宣言: 女性活躍推進宣言を行い、積極的に女性エンジニアの登用を進めている企業

企業の取り組み事例ということで、主に正社員の方に該当することが多いかと思います。キャリアパスのご紹介の時にも記載しましたが、正社員のメリットは企業側の制度を利用できることです。転職が一般的になっている中で、女性が働きやすい企業を選択することは長期的なキャリアで重要な点になります。企業独自の制度があるところも多いため、しっかり確認してから選択すると良いでしょう。

参考:https://willof.jp/techcareer/column/3715/

5.まとめ

女性エンジニアは、IT業界において活躍できる可能性のある存在です。しかし、キャリアを築いていくためには、様々な課題を乗り越える必要があります。

技術力と専門性を磨き、積極的に学び続ける姿勢を持ち、ロールモデルを見つけることで、女性エンジニアはキャリアアップを実現することができます。また、ワークライフバランスを意識し、女性活躍推進に取り組んでいる企業を選ぶことも重要です。

今後、女性エンジニアの活躍が、日本のIT業界の発展に大きく貢献していくことを期待し、Itoop内の女性エンジニアのサポートも行っていきます。

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【株式会社ゆいまーるについて】
▼HP
http://yuima-ru-tokyo.com/
『若者のエンパワーメントを通じて、日本を元気に』を理念に、Itoop(ITコンサルティング)、ヴィーガンコンサルティング、JUNGLE BREWERY(クラフトビール事業)、講演、営業代行などに取り組んでいます。

代表・島袋 尚美(しまぶくろ なおみ)

経歴:筑波大学卒業後、システムエンジニアとして証券会社に入社。

入社2年目でIBMに転職、同時にダブルワークで立ち上げの準備を開始。

28歳で独立し、2016年に株式会社ゆいまーるを設立。

その後国際結婚を経て、現在は子育てをしながらママ社長として、複数の事業を手掛ける。