【IT情報】メタバースとSDGs:新たな可能性と課題
こんにちは。Itoop(アイティープ)の橋本です。
今回は、最近Itoopメンバーと話題になったメタバースと、一昔前から興味のあるSDGsについてシェアしようと思います。
近年、急速な発展を遂げているメタバースは、私たちの生活や働き方を大きく変えようとしています。仮想空間上で人々が繋がり、経済活動を行い、新たな文化を創造するこのプラットフォームは、単なるエンターテインメントの域を超え、社会課題解決への新たな可能性を秘めています。
本記事では、メタバースがどのようにSDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献できるのか、その可能性と課題について詳しく解説していきます。
メタバースとは?
そもそもメタバースとは、仮想空間と現実世界の融合を指す言葉です。VR(仮想現実)やAR(拡張現実)といった技術を活用し、ユーザーがアバターを通じて仮想空間内で交流したり、様々な活動を行うことができます。
そしてメタバースには独特の没入感があります。
メタバース上のアバターを通じて身振り手振り、表情や声などがよりリアルに体験できるようになっています。
移動や天候などに左右されず、インターネット環境さえ整っていればどこにいても参加できるのもメリットの1つです。
現実世界では不可能、あるいは高額なコストがかかるような表現やパフォーマンスも、
メタバース上では可能になります。
メタバースがSDGsに貢献できる理由
メタバースは、SDGsの17の目標のうち、特に以下の目標に貢献する可能性を秘めています。
- 目標4:質の高い教育をみんなに:
- 遠隔地に住む人々や経済的な理由で教育を受けられない人々に対して、質の高い教育を提供できる。
- 個人の学習スタイルに合わせたパーソナライズされた学習体験を提供できる。
- 目標5:ジェンダー平等を実現しよう:
- 性別や身体的な制約なく、誰もが平等に参加できる社会を実現できる。
- ハラスメントや差別のない安全な空間を提供できる。
- 目標11:住み続けられるまちづくりを:
- 仮想都市を構築し、持続可能な都市開発のためのシミュレーションを行うことができる。
- 遠隔地での会議やイベント開催が可能になり、移動に伴う環境負荷を低減できる。
- 目標17:パートナーシップで目標を達成しよう:
- 世界中の様々な人々が集まり、共同で課題解決に取り組むことができるプラットフォームを提供できる。
4つの目標に対して達成できる可能性があると、有効的であることも分かりますね。。
メタバースがSDGs達成に貢献する具体的な事例
- 遠隔医療の提供: メタバースを活用することで、遠隔地に住む人々に対して質の高い医療を提供できる。医師と患者のコミュニケーションを円滑にし、診断や治療の精度向上に繋がる。
- 災害時の支援: 災害発生時、メタバース上で避難所や物資の提供に関する情報を共有し、被災者の支援活動を行うことができる。
- 環境教育: メタバース上で仮想の環境を再現し、環境問題に関する教育や啓発活動を行うことができる。
- 文化交流: 世界中の異なる文化を持つ人々が集まり、交流できる場を提供することで、国際理解を深めることができる。
身近な生活に関する内容が多く、より良い環境になっていくことが予想できますね。
メタバース導入における課題と解決策
メタバースの導入には、以下のような課題も存在します。
- デジタル格差の拡大: インターネット環境やデバイスの不足により、メタバースへのアクセスが困難な人々が出てくる可能性がある。
- プライバシー侵害: 仮想空間における個人情報の保護が課題となる。
- 依存症: 過度なメタバース利用が、現実社会とのバランスを崩し、依存症を引き起こす可能性がある。
これらの課題に対しては、以下の対策が考えられます。
- デジタルリテラシー教育の推進: メタバースの利用方法や注意点に関する教育を普及させる。
- プライバシー保護のための技術開発: 匿名化技術やデータ暗号化技術などを活用し、個人情報を保護する。
- 利用時間制限機能の導入: 利用時間を制限する機能を導入し、依存症の予防に努める。
メリットとデメリットがあることは、どの技術にも付き物なので、どう向き合っていくか、対策をしていくか、が大切になってきますね。。
まとめ
メタバースは、SDGsの達成に貢献できる可能性を秘めた革新的な技術です。
しかし、その一方で、デジタル格差の拡大やプライバシー侵害など、解決すべき課題も存在します。
メタバースが持続可能な社会の実現に貢献するためには、技術開発だけでなく、倫理的な側面や社会的な影響についても深く検討していく必要があります。
ただしまだ発展途上の技術であるため、今後の動向に注目が集まっています。
政府、企業、市民社会が協力し、持続可能なメタバース社会の実現に向けて取り組んでいくことが重要です。
今後もメタバースの情報を含め、最新の情報をシェアしていきます。
参考:https://xrcloud.jp/blog/articles/business/5675/
【株式会社ゆいまーるについて】
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株式会社ゆいまーる
株式会社ゆいまーる(代表取締役:島袋尚美)は、「若者のエンパワーメントを通じて、日本を元気に」をミッションに、ITコンサルティング(Itoop)、クラフトビール事業(…
『若者のエンパワーメントを通じて、日本を元気に』を理念に、Itoop(ITコンサルティング)、ヴィーガンコンサルティング、JUNGLE BREWERY(クラフトビール事業)、講演、営業代行などに取り組んでいます。
代表・島袋 尚美(しまぶくろ なおみ)
経歴:筑波大学卒業後、システムエンジニアとして証券会社に入社。
入社2年目でIBMに転職、同時にダブルワークで立ち上げの準備を開始。
28歳で独立し、2016年に株式会社ゆいまーるを設立。
その後国際結婚を経て、現在は子育てをしながらママ社長として、複数の事業を手掛ける。