【収入を増やす手段】今注目のSESについて知ろう!②

こんにちは。

週末はお菓子作りにはげんでいた原です。お菓子作りはまさに科学だなと感じました。材料の配合が数グラムでも違っていたら、いつもと同じものをつくっていても、食感が全然違うのです。

さてさて。

今回は前回に引き続き、SES契約という働き方についてご紹介していきます。

前回は、SES契約とはというところからご紹介しましたが、SES契約とよく混同されがちな派遣契約やSIと実際には業務の内容にはさほど変わりはなかったかと思います。

今回ご紹介する内容は、SES契約で働くメリット/デメリットや、年収についてご紹介していきます。

SESとして働くメリット

今後の働き方を考えるうえで、SES契約にはどんなメリットがあるのかご紹介していきます。

何事もそうですが、楽して稼げる道はありません。地道に努力を積み重ねた先に光があります。

メリット1,未経験でも就職しやすい

SES企業は、多くのプロジェクトを抱えています。

テスト工程や簡単なツール名作成などを中心に、実務経験が少ないエンジニアにも担当できる案件を持っていることが多いです。

未経験の方を対象とした教育を実施しているSES企業も多いです。

私の友人で、大学は文系出身でしたが社会人1年目からSES契約として働いている現在社会人3年目の子がいますが、やはり、思ったより就職がしやすかったと言っていたのを思い出しました。

メリット2,さまざまなプロジェクトを経験できる

SES企業やSIerのエンジニアにはさまざまなクライアントのプロジェクトに参加する機会があります。

それに比べ、事業会社のエンジニアは自社の製品やサービスの開発のみです。
異なる業界やクライアントのプロジェクトに携わることによって幅広い経験を積むことができ、さまざまな技術や業務領域に触れることでスキルを磨いてキャリアアップにつなげることができます。

私は現在、インフラ関係の事務としても働いていますが、ここのメリットは大きく感じる時があります。たくさんの分野で経験してきた方は、新人でも仕事の進め方に違いが出ていて、結果的にベンダー企業とスムーズに案件を運んでいる印象があります。

メリット3,人脈をつくることができる

1つのプロジェクトに属さず、様々なプロジェクトを経験することができるため、多方面の企業、業界の専門家と関係を築くチャンスが多くなります。

将来のキャリアの発展につながる可能性が上がります。

ただ、たくさんのプロジェクトに携わっていても人脈は厚くなりません。

仕事以外のはなしもざっくばらんに交えてコミュニケーションを図るのもよいかもしれません。

SESとして働くデメリット

そして、SES契約として働く際のデメリットもあります。

もちろんいい面のみではありませんので、デメリットが出てきます。

デメリット1、システム全体が見えにくい

多くの場合、SES契約では契約期間が定められており、業務の遂行に対して報酬が支払われるというケースが多いことから、システム開発の一部分に対してスポット的に参加するという形が主流になります。そのため、自分がいったい何のシステムを開発しているのかが把握できず、やりがいを感じにくいというエンジニアも少なくないようです。

システムの全体像を把握するのは非常に大事なことです。

全体像を掴むことで、臨機応変な対応ができるようになりますし、ときには時短にもつながることがあります。

プロジェクトメンバーと密なコミュニケーションをとるなどしてシステムの完成図をイメージさせていきましょう。

デメリット2,一貫したキャリアを築きにくい

SES企業のエンジニアは、短期間で担当する案件が変わることがよくあります。そのため、一貫したキャリアが築けないということもあります。さまざまな種類の案件を経験できることはSES企業のメリットですが、一つの分野で一貫したキャリアを築きにくいというデメリットもあります。

案件を選ぶことができない、というのが背景にありますが、希望の案件を伝えることはできますので、自分自身のキャリアプランを見失わないようにしましょう。

一番気になる年収について

一般的にSES契約は年収が低いとのイメージが強いかもしれません。

その理由の1つが、そもそもの発注額が少ないということです。

クライアント企業がSES会社に支払う発注額が少ない場合、どんなに未経験SESのスキルや評価が高かったとしても、発注額よりも年収が増えることはないでしょう。このような場合、発注額を高額の案件を多く請け負っているSES会社へ転職したり、SESの中でも比較的高単価な案件が多い新規開発案件を受けたりするといいでしょう。

そして、そもそもの構造的に、未経験のSESの年収が低くなってしまうというのがあるのですが、これは、構造的に多重の下請けになってしまうことが多いためです。会社ごとに発注額を受けとるので、下請け会社が間に挟まれば挟まるほどSES契約者本人の年収が下がっていきます。

ただこういった構造を理解しておけば、どこのエージェントを使用したらいいのか見分けがつくはずです。

まとめ

itoopでは、月に2回ほど、SES契約を検討している方、フリーランスエンジニアを考えている方向けに交流会を開催しています。

実際にSESとして働いている人、さらには20代でフリーランスエンジニアとして働いている人が実際に登壇していますので、今後のキャリアに悩まれている方はぜひお気軽にご参加してみてください。

何か、ヒントが見つかるかもしれません。

参考:https://doda.jp/engineer/guide/it/066.html

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【株式会社ゆいまーる(代表:島袋尚美)】

『若者のエンパワーメントを通じて、日本を元気に』を理念に、Itoop(ITコンサルティング)、JUNGLE BREWERY(クラフトビール)、キャリア支援など複数事業を展開。

HP▷https://yuima-ru-tokyo.com/

【代表の経歴】

島袋尚美(Shimabukuro Naomi)

沖縄出身。筑波大学卒業後、システムエンジニアとして証券会社に入社。

日本IBMに転職し、ダブルワークで立ち上げの準備を開始。

28歳で独立、2016年に株式会社ゆいまーるを設立。

その後国際結婚を経て、現在は子育てをしながらママ社長として、複数の事業を手掛ける。