【トピックス】身近なAI、サイネージの未来性

こんにちは。
Itoopの原です。

Itoop内で品川駅のAIの活用について話題になりました。
ビジネスの中心、品川駅ではデジタルサイネージの活用が目覚ましく、至る所に設置が進んでいます。
私の友人にこのデジタルサイネージの開発に関わっている友人がいたので、詳しく話を聞いてみたところ、東京だけではなく、地方までその活用が進んでいることがわかりました。それだけではなく私たちの生活に欠かせない食品スーパーや商業施設にも活用が進んでいて、今後、活躍の幅が広がりそうだなと感じました。

特段新しい技術ではない

このデジタルサイネージは新しい技術が使われているわけではありません。
ずいぶん前から街の至るところに電子公告があるので知らない人は極めてまれかもしれません。
ただ、ここに何を掛け合わせるかで活用方法は一気に広がりを見せます。
これまで私たちが目にしてきたものは、目線の高さのものだったら電子ではあるが、静止画のもの、ビルの上にに設置されているものは動画で音声付きのものだが、その広告一か所のみといった感じです。

品川駅のデジタルサイネージの特徴

品川駅に設置されているデジタルサイネージは、もちろん数が多く設置されているというのもありますが、様々な施策が練られているそうです。
その一つが、目線の高さの動画にすることで思わずみてしまう、そして歩きながらふと見たサイネージだとしても、その先にもまた同じサイネージがあるので、その広告を最後まで見ることができます。

今までは、品川駅のような人が足早に過ぎていく通路スポットはどんなに面白いコンテンツを仕掛けたとして足を止めてみてもらうことはできなかったので、今回の品川駅のデジタルサイネージは視聴効果を持続させることができます。

デジタルサイネージのメリット

デジタルサイネージのメリットととして人権費の削減や広告費の削減につながるのはもちろんそうですが、私が思う一番のメリットは、見る人に合わせたPOPをその瞬間に打ち出すことができるということです。

先ほど、食品スーパーを例に挙げましたが、他にも小売店の商品説明に使われるPOPにも活用することができます。商品を見ている人をAIが認知しその人に合ったPOPを瞬時に打ち出してくれる、といった活用も今後広がっていくそうです。

また、地方の例を挙げると、長野県軽井沢町は日本の避暑地で欠かせないところです。しかし夏には観光客で人口密度が上がります。
そこでこのサイネージを取り入れ、軽井沢町の至る所に設置をして人や車の流れを動画サイトに投稿し、流れの改善を図っています。

何と組み合わせるか

以上のことから、このデジタルサイネージは、何と掛け合わせて使用するかで、今後の活躍の幅が格段に広がります。
もちろん、従来通りの広告としての仕様もそうですが、AI音声と合わせて、例えば駅での翻訳機能にも活用できますし、先ほどの小売店のPOPのAIの活用から派生させて、今後どのように販売促進をしていくのが良いかの統計を取ることも容易になりそうです。

最後に

今まであるものを組み合わせて新しい宣伝を打ち出した品川駅のデジタルサイネージの発想は当時、画期的だといわれてきました。

このように、新しい何かから生み出すばかりではなく、掛け合わせるもの、打ち出し方を変えることで、新たに消費者に届くものが増えるのはとても面白いと感じました。

そして、品川駅のサイネージ施策は今からおよそ2年前に打ち出されたものです。

街中にはまだまだたくさん、画期的なデジタル発想がありますので今後もご紹介していきます。

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【株式会社ゆいまーる(社長:島袋尚美)】
『若者のエンパワーメントを通じて、日本を元気に』を理念に、Itoop(ITコンサルティング)、JUNGLE BREWERY(クラフトビール)、キャリア支援など複数事業を展開。
HP▷http://yuima-ru-tokyo.com/

【社長の経歴】
島袋尚美(Shimabukuro Naomi)
沖縄出身。筑波大学卒業後、システムエンジニアとして証券会社に入社。
日本IBMに転職し、ダブルワークで立ち上げの準備を開始。
28歳で独立、2016年に株式会社ゆいまーるを設立。
その後国際結婚を経て、現在は子育てをしながらママ社長として、複数の事業を手掛ける。