【トピックス】オンライン会議の改善、新AI技術

こんにちは。itoopの原です。

先日、人生初の整体に行ってきました。
体が軽い!!
普通に過ごしているだけでも身体がゆがむようなので、30歳辺りになったら、定期的に身体のメンテナンスをした方が健康を維持できるそうです。

さて、今日は自然言語のAIについてご紹介します。
自然言語とは、以前にもご紹介しましたが、深層学習のうちの1つで言語処理を行うAIです。
私たちの身近でも沢山活用されていて、例えばiPhoneのSiri機能、メールフィルター、Googleの翻訳機能に使われています。

人間の「声」の偉大さ

音声は人類が誕生して以来、最も重要なコミュニケーション手段です。
人と人との対話は、ただ言葉を伝えるだけでなく、声のトーンや抑揚によって感情の意図を伝える手段としても欠かせません。
時代が進む中で、この「声」の重要性はますます実感しているとおもいます。
コロナが流行し、会議の手段もオンライン開催が増えました。
しかし、誰もが一度はオンライン開催中に声が途切れたり、音質が悪くなり聞き取りにくくなった経験はあるのではないでしょうか。
年々技術が発達しているとはいえ、このフラストレーションの原因はなかなか改善されていません。

webex ai codecについて

そんな中、シスコが2023年の10月に音声に特化したAIベースのコーデックを発表しました。どんなものかというと、3つのAI新技術を搭載したもので、
①Webexの音声/ビデオに高度な処理を適用するための生成AI「Real-Time Media Model(RMM)」
②生成AIでパケットロスによる音声の途切れ/劣化を防ぐ音声コーデック「Webex AI Codec」
③LLM(大規模言語モデル)を使った自然言語によるAIアシスタント「Webex AI Assistant」
です。

Broadcasting Microphone Binary Code Vector Pattern Background. The main symbol depicted is made up of the binary code zero and one pattern and is in the center of the illustration. The numbers are in bright green color. The rest of the image is filled with a binary code background. The numbers zero and one alternate and are of various sizes and shades of the green color. There is a sense of vertical motion in this image, The background color is black.

①Real-Time Media Model(RMM)について
こちらは画像の解像度についてです。
②番目に用いられている技術を充てていて、低解像度のものを補完処理し、高解像度の映像を映し出すものです。
元のデータピクセルから一度ピクセル数を落とし、そこにAIの技術で補完処理をするものです。これにより、ストレージコストを低減できるメリットがあります。

②Webex AI Codecについて
こちらは、通信環境の悪い相手とのオンライン会議でも、クリアな音声で聞こえるようにするコーデックです。
音声の途切れの原因はパケットロスによって発生するもので、それを新たな技術で改善することに成功しました。

③Webex AI Assistantについて
他社の「Microsoft Teams」「Zoom」でも同じような機能がありますが、シスコの発表したモデルの特徴は、音声やビデオそのものに目を付けたものです。
簡単にまとめると、自然言語のみで得られる情報は限られたものなので、通話相手の声のトーンやジェスチャーを読み取るAIを追加する技術です。
今までよりもさらに詳細な情報を得ることができ、AIの文字起こし等のミスを減らすことができます。

(参考:https://ascii.jp/elem/000/004/183/4183524/

最後に

AIの技術は日々の研究とともに進化し続けています。
上記の技術について知らなかったとしても、今までと同じようにオンライン会議は行うことができることでしょう。

ただ、こういった新技術を取り入れることで、今までのような音声不良によるフラストレーション、そして会議が一時停止するという時間のムダは格段に減らすことができ、お互いに有意義な時間にすることができます。

今回のテーマに限らず、今、自分の仕事がどういったことに時間を割いているのか考えてみると、業務改善が得られると思います。
私の友人が言っていたことではありますが、デスクワーク中心の仕事は、実際に仕事を進めている時間は1日の中でわずかしかなく、あとは考える時間だや交渉の時間、または今回の内容のような、処理不調での時間を割かれることが多いのかもしれないと言っていたことがとても印象的でした。
全て含めて仕事、という考え方もあるが、滞りなくスムーズに仕事が進められることは何より良いことかと思います。

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【株式会社ゆいまーる(社長:島袋尚美)】
『若者のエンパワーメントを通じて、日本を元気に』を理念に、Itoop(ITコンサルティング)、JUNGLE BREWERY(クラフトビール)、キャリア支援など複数事業を展開。
HP▷http://yuima-ru-tokyo.com/

【社長の経歴】
島袋尚美(Shimabukuro Naomi)
沖縄出身。筑波大学卒業後、システムエンジニアとして証券会社に入社。
日本IBMに転職し、ダブルワークで立ち上げの準備を開始。
28歳で独立、2016年に株式会社ゆいまーるを設立。
その後国際結婚を経て、現在は子育てをしながらママ社長として、複数の事業を手掛ける。