【ITトレンド】生成AIを使ったローコード開発
rnrn_toukou_iYみなさん、こんにちは。
Itoopの松永です。
2025年になり、１ヶ月がもうすぐ経とうとしておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
私は今年、趣味でAIを使って業務効率化ツールをつくるというのも目標に立てたので年始から勉強三昧です。
なので今回のテーマは「生成AIによるローコード開発の効率化」について。
近年、生成AIの発達は目覚ましいです。プログラミングでも活用されており、実現したい機能を入力したらすぐに出してくれるように、開発効率向上に役立っています。
私自身も、ローコードのツールを使って開発していますが、これもAIを使ってコードを提示してもらうことで、効率化しています。
ちなみに、私はCopilotを使っています。
ローコード開発するときの生成AIの立ち位置
ローコード開発とは、プログラミングの専門知識がなくてもアプリケーションを開発できるプラットフォームです。ドラッグ＆ドロップの操作や、簡単な設定を行うだけで、複雑なアプリケーションを作成することができます。これにより、開発時間やコストを大幅に削減できるだけでなく、プログラミングの専門知識がない方々でも簡単にアプリケーションを作成できます。
AIが発達すると、ノーコードプログラミングができてしまうので、ローコード開発は必要なのかという声もあります。
しかし、私が思うに、AIはローコード開発の助けになると考えています。ローコード開発は全く知識が必要ないというわけではなく、例えばお客様の要件を落とし込むために、まず実現したい機能をきちんと理解している必要があります。あくまで、AIは開発サポートという立ち位置ですが、プログラムのイメージを人が理解しているからAIが生きてきます。
AIを使うメリット
①品質と信頼性の向上
生成AIはエラーチェックやデバッグも自動で行えるようになるため、バグの少ない信頼性の高いコードを生成することができます。また、人間の手で最終チェックすることにより、さらにバグやミスが減少します。ローコード開発でAIを活用することによって、より質の高いシステムを迅速に構築することが可能です。
②ユーザーエクスペリエンスの向上
生成AIによってユーザーの行動や嗜好を分析できるので、ユーザーに合ったサービスやアプリケーションを利用できるようになります。
また、ローコード開発を活用することで、迅速にプロトタイプを作成し、ユーザーからのフィードバックをすぐに反映させることができます。AIを活用することでよりユーザーのニーズに合わせたカスタマイズが容易になります。
実際の事例について
①ビジネス分野での成功事例
ある企業では、お客様との初期接触となるオンラインチャットbotの応答から商談受付、顧客ごとの提案書作成まで生成AIを活用したシステムを開発し、顧客対応時間とコストを大幅に削減しています。このシステムは、ローコード開発によりプラットフォームを利用して迅速に開発され、運用されています。
②多分野への応用
生成AIとローコード開発は、教育、医療、エンターテインメントなど様々な分野で応用されています。例えば、教育分野では、生成AIが個々の学習者に合わせて教材を自動生成し、ローコード開発を活用して学習アプリを簡単に作成することができます。医療分野では、患者の症状に基づいた診断支援システムが迅速に構築され、より正確な診断と治療が可能になります。
生成AIとローコード開発の進化は、これからも続きます。新たな技術の導入や改良により、より効率的で高機能なシステムが開発されることが期待されます。
おわりに
いくつかの事例をみてきましたが、生成AIはローコード開発の敵となると思われていた反面、むしろ効率化を助ける味方として活躍しそうです。
Itoopでも勉強会を開催しているので、みんなで技術向上を目指します。
私自身もAIを活用できるところは活用しつつ、より高等技術の習得にリソースを割くことで、どんどんスキルアップしていきます。生成AIの技術発達が、さまざまな場所で私たちの助けになってくれると思います。今後の成長と進化を楽しみにしましょう。
－－－－－－－－－－－
【株式会社ゆいまーる（社長：島袋尚美）】
『若者のエンパワーメントを通じて、日本を元気に』を理念に、Itoop（ITコンサルティング）、JUNGLE BREWERY（クラフトビール）、キャリア支援など複数事業を展開。
【社長の経歴】
島袋尚美（Shimabukuro Naomi）
沖縄出身。筑波大学卒業後、システムエンジニアとして証券会社に入社。
日本IBMに転職し、ダブルワークで立ち上げの準備を開始。
28歳で独立、2016年に株式会社ゆいまーるを設立。
その後国際結婚を経て、現在は子育てをしながらママ社長として、複数の事業を手掛ける。
