ITリテラシー強化編①:ディープフェイクとの向き合い方を考える

こんにちは、最近夜型から朝型に切り替え中の松永です。

朝活で脳が活性化した状態で業務に取り組むと、いつもより効率よくこなせる実感があるので、朝型の生活はおススメです。
朝活ではITリテラシーについて勉強中なので、「ITリテラシー強化編」を今後も書けるようにシリーズ化してみます。

今回は、AI関連の情報を調べていたこともあり、「ディープフェイク」についてお話ししたいと思います。

ディープフェイクとは、AIを活用して動画や音声を合成・編集する手法のことで、DeepLearning(AI深層学習)とFake(偽)をかけ合わせた造語です。

昨今、AI技術を使って誰でも簡単に、条件を伝えたらAIが自動で文字や画像、動画や音声を作成してくれるようになりました。
私も様々なAIツールを使ってコードを書いてみたり、チラシを作成してみたりと積極的に活用しております。

画像や動画については特に進歩が著しく、有名人の顔がすり替えられた動画がSNSなどで出回っていることをよく目にします。

この点について、情報の取り扱いには注意が必要だなと感じておりますので、ディープフェイクの事例をみながら、今後の扱い方について考えていければと思います。

ディープフェイクの可能性

ディープフェイクの発達は、世の中の常識を変えるような大きな影響を与えています。

①映画産業

ディープフェイクによって、歴史上の人物や亡くなった俳優のキャスティングができるようになりました。
映画は莫大なお金をかけて作っているイメージがありますが、場所代、人件費、道具代など様々な費用が必要なくなることが予想されます。

また、俳優を守る目的でも利用されています。
『チェチェンへようこそ-ゲイの粛清』というドキュメンタリー映画で、初めてディープフェイクが使われて、LGBTQの人々が迫害からどう逃れているのかを撮影しています。
これにより被写体を守りながら、よりリアルを感じられる作品となっています。

②広告業界

広告を視聴者ごとにカスタマイズすることが可能になります。
これまではターゲットを決めて、そこに当てはまる人に向けた広告でしたが、より効果的にターゲットを合わせることができるようになります。
また、今後は多言語にも対応可能となることも予想されます。

③ゲーム業界

自分の顔にそっくりの人物がゲームの世界で動いていることで、自分がまるでそこにいるかのような体験意識を持つことができます。近年のVRブームとも掛け合わせると、より一層臨場感を感じられそうですね。

ディープフェイクとどう向き合っていくか

ディープフェイクによる影響は個人間だけではなく、情報が世界中に発信されるような場合に大きな影響を与えることがわかりました。

それに伴って「情報リテラシー」の重要性がますます高まっています。
情報リテラシーとは、メディアやインターネットを通じて得た情報の信憑性を判断し、適切に選び取る能力です。

ここでは、ディープフェイクの対策と利用方法について紹介します。

①情報の発信源を確認する

誰が、どのような意図で情報を発信しているのかを確認する必要があります。
特にSNSは、匿名で書き込めてしまう点に注意が必要です。
その道で著名な専門家や先生・師匠と呼ばれるような人、国から認められてた権威ある機関からの情報であれば、誤情報の可能性は低いものと想定できます。
まずは誰が発信しているか、その背景を踏まえて判断することが大切です。

②複数の情報で確認する

発信された情報が確からしい可能性を高めるためには、複数の情報源からの共通点があることを確かめると良いです。
例えば、同じSNS媒体上に、同じ動画を別の人がアップしていたとしても、それは複数の情報とはなりません。
別の媒体などを通して、元の動画とは異なる情報も確認の上で、正しいか判断すると良いです。

③異常がある前提を持ち、批判的に見る

ディープフェイクで作成された動画や写真には、不自然な動きや影の不一致などが見られる場合があります。
常に異常はないかという視点で見ることが大切です。
エンジニア駆け出しの頃、開発テストでよく上司から、「どんな成果物にも必ずバグがあるという前提を持ってテストしなさい」と教わってきました。
批判的な目線も持ち合わせることは大切だということですね。

このように、いくつか確認ポイントを紹介してましたが、初見ではなかなか自分の目で判断ができないことも想定されます。
そこで役立つのが、AIにはAIで対抗するという形で開発された「beMe」というツールです。

もし自分に関する動画や画像が悪質なサイトから検知されたら、24時間監視しているAIが収集したエビデンスをもとに、プロバイダに対して削除要請を行えるようなサポートを行ってくれます。
ネットの広い情報からピンポイントで自分の写真や動画が出回っていることに気づくことは至難だと思います。
「気づく」ためにAIにサポートしてもらうことが、自分の身を守る最も良い方法かもしれません。

おわりに

これまでディープフェイクの事例と対策を説明してきました。
オンラインで簡単に情報発信が可能になったこと、そして、AIによって求める情報を生成できるようになったことで、私たちはより一層、利用する者としての責任があるということがわかりました。

このような時代だからこそ、「見て聞いて確かめる」というオフラインでのあり方が大切だと感じています。

今後も情報リテラシー能力を身につけながら適切に利用し、上手くディープフェイクと向き合っていきます。

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【株式会社ゆいまーる(代表取締役社長 島袋尚美)】
『若者のエンパワーメントを通じて、日本を元気に』を理念に、Itoop(ITエンジニアキャリア支援/ITコンサルティング)、JUNGLE BREWERY(クラフトビール事業)、Carellia(キャリア支援)など複数の事業に取り組んでいます。
▶HP:http://yuima-ru-tokyo.com/
▶広報部note:https://note.com/yuimaru_tokyo

【島袋尚美の経歴】
沖縄県出身。筑波大学卒業後、ITエンジニアとして証券会社に入社。
入社2年目で日本IBMに転職し、同時にダブルワークで立ち上げの準備を開始する。
28歳で独立し、2016年に株式会社ゆいまーるを設立。
現在は国際結婚を機に子育てをしながら、ママ社長として複数の事業を精力的に展開中。
その活動は広く注目され、「Vogue」や「沖縄タイムス」をはじめとする多数のメディアで掲載される。