【IT業界の課題】持続可能なテクノロジー

IT社会といわれて数年が経ちました。
ネット環境は、今の私たちに無くてはならないものとなり、それによって生み出されるモノ、もしくは時間、あるいは豊かさは計り知れないものです。

しかし、その裏ではたくさんの犠牲があることに、今日は少しだけ目を向けてみましょう。

昨今、一番の話題が環境への影響です。

環境破壊と聞いてみなさんはどのようなことを思い浮かべますか?
大気汚染、海洋汚染、水質汚染、、、
これらの原因は全て人々の活動によってもたらされたものです。

そして、IT業界はここ数年で急性成長したわけですが、環境に与える負荷は相当なものです。

Itoop内でも、ときどきWel l beingについて話題になるので、今回はテクノロジーが及ぼす環境への影響について触れていきます。

持続可能なテクノロジーとは

この先、環境への影響は切ってもきれません。
持続可能なテクノロジーとは、社会、ガバナンスの持続可能性をサポートするテクノロジーのフレームワーク、だとGArtner社は発表しており、2023年の戦略テクノロジーのトップ・トレンドの発表にランクインしたものです。

持続可能なテクノロジーが叫ばれるようになった背景

持続可能なテクノロジーが叫ばれるようになったのはサーキュラーエコノミー(循環経済)という新しい経済の仕組みの考え方によります。循環を通じてビジネス面でも利益を生み出すという発想から来ています。

もともとあった経済の仕組みですが、国連が定めたSDGsが追い風となったのもあり、企業活動との相性がいいのもあいまって急速に広がりはじめました。

確かに、個人で環境への影響を考えた行動をしたとして、はたして世界中の何%の人が毎日行動に移しているのか。

それよりも企業全体で環境への対策を考え実行したほうがより早く、そして継続し続けられる気がします。

企業の取り組み

この持続可能なテクノロジーですが、政治的にも経済的にも多くの関心を集めているそうです。

NECの取り組みを見てみると、カゴメ株式会社と連携してデジタル化による気候変動に柔軟に対応したサスティナブルな農業の実現だったり、医療法人社団KAIと連携して、AIやIotなどのデジタルテクノロジーの開発を進めています。

また、ある調査結果では、「テクノロジーを使用せずにサステナビリティ目標を達することは不可能である」と結論が示されたとのことです。

参考:https://www.hpe.com/jp/ja/what-is/sustainable-technology.html

まとめ

以上のことから、企業が新技術を開発するなどする際には、テクノロジーとサステナビリティの両立を目指す「持続可能なテクノロジー」を念頭に置く必要があるといえます。

各企業が環境問題と共存するということは企業の発展につながり、環境問題の改善にテクノロジーを使用することで、今までにない速度で環境を守ることができるということなのかもしれません。

私は、魚介の中でも赤貝やホタテなどの貝類が好物なのですが、数年ほど前にいつかは魚介類が食べられなくなるかもしれないと知ったときに、洗濯物洗剤を環境に優しいものに変えました。

確かに、地球環境となったときに、何億分の1とみたら微力すぎるかもしれませんが、その1人の思いによって、さらに1人と環境問題に興味を持つ人が増えるかもしれません。

もしかしたら、自分が年老いるころには地球環境は今とほぼ変わっていないかもしれません。ただ、未来の子供たちに今以上の地球の大自然にあふれている姿を残したいなと私は思います。

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【株式会社ゆいまーる(社長:島袋尚美)】
『若者のエンパワーメントを通じて、日本を元気に』を理念に、Itoop(ITコンサルティング)、JUNGLE BREWERY(クラフトビール)、キャリア支援など複数事業を展開。
HP▷http://yuima-ru-tokyo.com/

【社長の経歴】
島袋尚美(Shimabukuro Naomi)
沖縄出身。筑波大学卒業後、システムエンジニアとして証券会社に入社。
日本IBMに転職し、ダブルワークで立ち上げの準備を開始。
28歳で独立、2016年に株式会社ゆいまーるを設立。
その後国際結婚を経て、現在は子育てをしながらママ社長として、複数の事業を手掛ける。