【トレンド】DX化とIT化

こんにちは。
Itopの原です。
先日、ついに干し芋をホームメイドしてしまいました。
おいしい!身体にもいい!
さつまいも愛が増幅する今日この頃です。

さて、みなさんは「DX」や「2025年の崖」をご存じでしょうか。
2025年はあと1カ月ちょっとでやってきます。
今年1年もたくさんの出会いや出来事があり、あっという間に過ぎ去っていきました。
残りの約1カ月をどのようにして過ごしますか?

DXとは

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、企業がIotT、ビッグデータなどのデジタル技術を用いて、業務フローの改善や新たなビジネスモデルの創出だけでなく、レガシーシステムからの脱却方法や企業風土の変革を実現させることです。

2008年にスウェーデンの教授によって称された概念であり、DXが及ぼすのは単なる「変革」ではなくデジタル技術による破壊的な変革を意味する、「既存の価値観や枠組みを根底から覆すような心理的なイノベーションをもたらすもの」と定義されています。

DX化とIT化の違い

よく混同されがちなのが「IT化」という言葉です。
ITとは、コンピューターとネットワーク技術の総称です。
旧来のアナログな作業をデジタル化して便利にするという意味合いで、IT化という言葉が使われるようになりました。
DXという言葉が社会や組織・ビジネスの
仕組みそのものを変革することなのに対して、IT化は既存の業務プロセスのまま業務を変えることや生産性の向上を図ることで使われる言葉です。

2025年の崖とは

一度は聞いたことがある方も多いかと思います。
経済産業省が2018年に「DXレポート」というものを発表しており、その中に記載されていた言葉で、注目を浴びました。

日本企業のシステムの問題解決や経営改革が行われなかった場合、2025年以降に最大12兆円/年(現在の3倍)の経済損益が生じる問題のことです。
この問題に対応できなかった場合、世界でのデジタル競争の敗北や既存システムを利用する際の維持管理費用の高額化を招くリスクが大きいとされています。

2025年としている理由として、日本国内の2000社以上が導入している、SAP ERP(ドイツのSAP社が開発、提供している統合基幹システム)のサポートが、2025年をもって終了予定だったことに由来しているようです。
それによって、IT基盤が揺らぐのではないかと懸念されています。

DXの進捗状況

多方面からの分析ができますが、DXの進捗状況を調べてみると、各々の会社でDX推進部門をどこに置くか、他部署と兼任か専属で取り組んでいるのかで違いが出ています。
IT部門や業務部のみではうまく進まず、何らかの専門部門組織またはチームが必要であるということもう浮彫りになりました。

そして、大都市圏では、積極的にDXに取り組んでいて、大都市圏以外の地域を見てもDXの推進に取り組んでいることがわかります。
そして、DXの推進になかなか手が付けられていない企業も、DX推進を意識しているが、人材不足、ノウハウ不足等が主な理由で取り組めていないだけであって、全く意識していないわけではありません。

参考:https://monstar-lab.com/dx/about/digital_transformation/

最後に

今回、DXや2025年の崖についてたくさん情報収集してみてわかったことですが、DXの進捗具合は各企業、想定よりも取り組んでいるという印象です。

ただ、2023年にブレイクした生成AI、2024年に入ってからは各社がこぞって新サービスを発表し、各企業が採用しています。
IT関連の最近の話題はほぼAIになっていて、「DX推進なんぞ古い。これからはAIが全て担ってくれる」と言わんばかりです。

DX推進、といわれてもどんな成果を得たら正解なのか、今取り組んでいることがそもそもこの先の明るい未来につながっているのか、手ごたえの得にくいDXの推進より、ツールとして効果が見えやすいAIは取り組みやすさがあるため、話が偏ってしまっているのかもしれません。

2025年の崖は、想像以上に私たちの生活に直接的な影響がありそうです。

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【株式会社ゆいまーる(社長:島袋尚美)】
『若者のエンパワーメントを通じて、日本を元気に』を理念に、Itoop(ITコンサルティング)、JUNGLE BREWERY(クラフトビール)、キャリア支援など複数事業を展開。
HP▷https://yuima-ru-tokyo.com/

【社長の経歴】
島袋尚美(Shimabukuro Naomi)
沖縄出身。筑波大学卒業後、システムエンジニアとして証券会社に入社。
日本IBMに転職し、ダブルワークで立ち上げの準備を開始。
28歳で独立、2016年に株式会社ゆいまーるを設立。
その後国際結婚を経て、現在は子育てをしながらママ社長として、複数の事業を手掛ける。