未経験からITエンジニアになる為の4ステップ~②職種・キャリアパス・雇用形態を決める~
こんにちは、竹田です。
最近は、すっかり夏の気温になり、汗が止まりませんね。こんな季節には、冷たいアイスが最高のご褒美です。
さて、前回は「キャリアビジョン」についてお話しました。
前回記事:https://itoop.yuima-ru-tokyo.com/2025/05/09/itoop-61/
今回は、キャリアビジョンを描いたあとの第2ステップ、「職種・キャリアパス・雇用形態を決める」についてご紹介します。
この「職種・キャリアパス・雇用形態」をどう選ぶかによって、ITエンジニアとして得られる経験やスキル、関わる仕事、報酬、働き方が大きく変わってきます。
私自身は、未経験からIT業界に飛び込み、バックエンドエンジニアとしてキャリアをスタートしました。当時は右も左もわからない状態でしたが、毎日少しずつ経験を積み、今ではプロジェクトマネージャー(PM)として正社員で働いています。
この記事では、そうした実体験を交えながら、それぞれの選択肢を丁寧に解説していきます。
「どの道に進めばいいのかわからない」という方にとって、キャリアの道筋を考えるヒントになればと思います。
ITエンジニアの主な職種

職種とは、ITエンジニアとして「どんな仕事をするのか」を決める大切な要素です。主な職種を6つご紹介します。
① Webエンジニア
Webアプリケーションを作るエンジニア。
フロントエンド(見た目・UI部分)とバックエンド(裏側の処理部分)に分かれます。
私は、この「バックエンドエンジニア」としてスタートしました。JavaやSQLを使ってAPIやデータベース連携を担当していましたが、「機能が正常に動いた!」という瞬間は今でも鮮明に覚えています。
② インフラエンジニア
システムの土台をつくる職種。サーバー、NW、クラウド環境などを設計・構築します。
③ セキュリティエンジニア
システムをサイバー攻撃から守る専門家。近年ニーズが急増しています。
④ システム保守運用
稼働中のシステムを安定して動かす役割。トラブル対応や監視なども担います。
⑤ Webデザイナー
Webサイトの見た目をデザイン。UI/UX設計やHTML/CSSの知識も求められます。
⑥ プロジェクトリーダー・マネジャー
開発プロジェクトを管理する立場。未経験からいきなりこの職種に就くことは稀で、実務経験を積んだのちにステップアップしていきます。
私も当初はPMなんて縁がないと思っていましたが、チームリーダー的な役割を任されたことをきっかけに、「全体を動かす仕事」にやりがいを感じるようになりました。
ITエンジニアのキャリアパス

職種が定まってきたら、次はキャリアパスを考えてみましょう。
キャリアパスとは、「将来、どう成長していきたいか」の方向性のことです。大きく分けて2つのタイプがあります。
① スペシャリスト
特定分野を深掘りして、技術者としてキャリアアップする道。
例:クラウドスペシャリスト、データベースエンジニアなど。
② ジェネラリスト
マネジメントスキルを身につけて、プロジェクト全体や組織をまとめる人材になる道です。
私はこのタイプに進みました。開発だけでなく、進行管理やメンバーの育成、クライアント対応など、広く関わる立場になった今、日々のやりがいを実感しています。
ITエンジニアの雇用形態

働き方を決める「雇用形態」も重要なポイントです。主に以下の3つがあります。
① 会社員(自社開発)
自社の製品やサービスを開発する企業に所属。研修制度や教育環境が整っていることが多く、未経験者におすすめ。
私も現在、PMとして自社開発企業に勤めています。チームで成長できる文化があり、安心してチャレンジできる環境です。
② 会社員(SES)
クライアント企業に常駐して開発を行うスタイル。いろんな現場を経験できるメリットがある一方で、サポート環境の差は企業により異なります。
私もエンジニア時代にSESとして働いていた時期があり、多様な現場で学べたことが、今のPM業務にも役立っています。
③ フリーランス
スキルを活かして独立する働き方。報酬や時間、場所の自由度が高い一方で、安定性や営業力も求められます。
未経験からいきなりフリーランスはハードルが高いため、まずは会社員として土台を築くのがおすすめです。
おわりに
ステップ2では、「職種」「キャリアパス」「雇用形態」について細かくお話しました。
私自身も、最初は、どれを選べばいいのかわからない状態からのスタートでした。ですが、一歩踏み出したことで、視野が広がり、やりたいことも徐々に明確になっていきました。
前回お伝えした、キャリアビジョンを決めているのと、決めていないのとでは、視点が変わって見えるのではないでしょうか?
自分の描く未来に効果的な「職種・キャリアパス・雇用形態」を選んでみましょう!!
次回は、第3ステップ「ITエンジニアになるための準備」についてです。
現場で役立った学習法も交えてお話するので、お楽しみに!
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【株式会社ゆいまーる(代表取締役社長 島袋尚美)】
『若者のエンパワーメントを通じて、日本を元気に』を理念に、Itoop(ITエンジニアキャリア支援/ITコンサルティング)、JUNGLE BREWERY(クラフトビール事業)、Carellia(キャリア支援)など複数の事業に取り組んでいます。
▶HP:http://yuima-ru-tokyo.com/
▶広報部note:https://note.com/yuimaru_tokyo
【島袋尚美の経歴】
沖縄県出身。筑波大学卒業後、ITエンジニアとして証券会社に入社。
入社2年目で日本IBMに転職し、同時にダブルワークで立ち上げの準備を開始する。
28歳で独立し、2016年に株式会社ゆいまーるを設立。
現在は国際結婚を機に子育てをしながら、ママ社長として複数の事業を精力的に展開中。
その活動は広く注目され、「Vogue」や「沖縄タイムス」をはじめとする多数のメディアで掲載される