ITエンジニアのキャリア選択。マネジメントとスペシャリストの違いとは?
こんにちは。竹田です。
エンジニアとしてキャリアを積む中で、多くの人が直面するのが「マネージャー」になるか「スペシャリスト」になるかという選択です。
今回は今後のエンジニアのキャリアを考えていく中でヒントになればと思い、この記事を書いていきます。
キャリアの二択? マネジメントとスペシャリストの違い

マネジメントは、エンジニアリングマネージャー(EM)やプロジェクトマネージャー(PM)など、チームの目標を設定し、進捗を管理しながら成果に導く役割を担います。
メンバー育成や他部署との調整も多く、技術だけでなくコミュニケーション力や意思決定力が求められます。
一方、スペシャリストは、テックリードやアーキテクト、SREのように、技術を深く掘り下げてプロダクトやシステムの核となる存在です。
高度な設計力や専門性が武器になります。どちらが優れているというわけではなく、自分がどんな価値を提供したいか、どんな働き方が心地よいかによって、進む道は変わってきます。
それぞれのメリット・悩みポイント

マネジメントとスペシャリスト。どちらも異なる魅力と課題があります。
まずマネジメントのメリットは、人との関わりが増え、チーム全体に対して影響を与えられる点です。エンジニアリングマネージャーやPMとして、メンバーの成長を支援したり、組織の方向性に関わったりすることで、大きなやりがいや達成感を感じることができます。
ただし、「コードを書く時間が減る」「技術から離れてしまう」といったギャップや、経営層とメンバーの板挟みになるストレスがつきものです。
一方、スペシャリストは、技術を深く極められる点が最大の魅力です。テックリードやアーキテクトとして設計・実装に集中できるため、技術的な成長を実感しやすく、在宅勤務など柔軟な働き方とも相性が良い場合が多いです。
ただし、会社によってはマネジメントに比べて評価や昇進の機会が限られることもあり、「これ以上何を伸ばせばいいのか」と成長の方向に悩む人も少なくありません。それぞれの道に、光と影があるのが現実です。
おわりに

マネジメントにもスペシャリストにも、それぞれに良さと難しさがあります。
どちらか一方に決める必要はなく、両方を経験してから選ぶ道もあります。
大切なのは、なんとなく流されて選ばないこと。
「自分はどんな働き方をしたいか」「どんな自分でいたいか」を考えることが、納得のいくキャリア選びにつながります。今の職場で試せないなら、副業や社外の活動から始めるのも一つの手です。
マネジメントのことをもう少し知りたいなという方は、
8月に開催します、若手PM座談会にぜひご参加ください。
現役でPMをやっている方から、実際にどうPMになってきたか?やどんな働き方をしているか?などをリアルな声を聞くことができますので、ご参考になれば幸いです。
▼8月イベント Itoop#8 若手PM座談会
https://itoop.connpass.com/event/361938/
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【株式会社ゆいまーる(代表取締役社長 島袋尚美)】
『若者のエンパワーメントを通じて、日本を元気に』を理念に、Itoop(ITエンジニアキャリア支援/ITコンサルティング)、JUNGLE BREWERY(クラフトビール事業)、Carellia(キャリア支援)など複数の事業に取り組んでいます。
▶HP:http://yuima-ru-tokyo.com/
▶広報部note:https://note.com/yuimaru_tokyo
【島袋尚美の経歴】
沖縄県出身。筑波大学卒業後、ITエンジニアとして証券会社に入社。
入社2年目で日本IBMに転職し、同時にダブルワークで立ち上げの準備を開始する。
28歳で独立し、2016年に株式会社ゆいまーるを設立。
現在は国際結婚を機に子育てをしながら、ママ社長として複数の事業を精力的に展開中。
その活動は広く注目され、「Vogue」や「沖縄タイムス」をはじめとする多数のメディアで掲載される。